成人式によせて
和泉市の成人式が光明台コミュニティー体育館で開催されました。
末っ子の次女が今年成人式を迎えましたので、私も一緒に式典に参加しました。
新成人1900人の内約1700人の参加があったそうです。
市長の簡単な挨拶の後、校区を代表して新成人の一言スピーチがあり、あっという間に式典は終了しました。
新成人たちは校区ごとに別れて同窓会ののりで話に花を咲かせていました。
昨今の荒れる成人式の影響でこのようなシンプルなものになってきたと思いますが、私の35年前の成人式とは隔世の感があります。
まず第一に服装。私は自分で作ったスーツで出席しました。今年の成人式でも洋服の人は本当にごく少数。当時も少なかったとは思いますが今程ではなかったように思いました。そしてゲストで来られたのが「犬養道子さん」。彼女の話の細部は忘れてしまいましたが「世界平和を築くのはあなたたち若い人の肩にかかっている。しかしそれは何も大上段に構えるのではなく、日々自分の責任を果たし、考え、意見を言うことが大切なんだ」というような内容であったと思います。
犬養さんの語られる発展途上国の現状や子供たちの悲惨な実情にショックを受けながらも、家族、会社、地域という狭い枠組みの中の私ではなく、日本や世界の中の自分を見つける機会を与えられた一日であったように思います。
20歳の自覚を持つと同時にまだまだ甘い人間であることを認識した一日でした。
35年前とは社会、経済状況は大きく違っていますので昔がよかったとはいいませんが、新成人が20歳になったことを自覚する「記念日」としての成人式はほかにもありそうな気がするのですが・・・・・。