自治体学会研修会に参加して
滋賀県大津市で開催された第17回自治体学会に参加しました。
会場は琵琶湖のほとりのビアザ。湖面に光が反射し、水量豊かな琵琶湖をみると近畿の水瓶といわれるこの湖を守るため、熱い思いでスタートした石けん運動の訳も十分納得できる。
午前中は「地方分権の危機と信頼できるセーフティーネットの構築」というテーマで東大の神野直彦、龍谷大の池田省三、前鷹ノ巣町長岩川徹の3氏のパネルディスカッションが繰り広げられた。パネラーの一人岩川徹前町長はこの春の統一地方選挙で4期目に挑戦されたが惜しくも落選。福祉の町作り構想は大きなブレーキをかけられた様子です。しかしながら3年ごとに見直しをしていく介護保険料は、1期目3770円がこの4月からは3885円と僅か15円の値上げですんだことは、サービスの需要と供給のバランスがとれている、即ち行政と住民のニーズが合致していたことを示すものだと思いました。他の二人のパネラーからも示唆に富んだお話が聞けました。
午後からの分科会では11ある中から補助金を考える分科会に参加。すべての事業に市民参加することを主張する市長が当選したことにより、従来の補助金を洗い直し、申告制にした我孫子市の事例など多くのことを学びました。
厳しい財政運営をしいられる当市でも私は納税貯蓄組合の補助金を1千万円から2百万円にダウンさせることに努力しましたが、他の部分でも多くの見直しが必要と考えています。
今後取り組んでいく課題です。