女と男のフォーラム
     ベアテ・シトタ・ゴートンさんの講演
今回は従来と少し違った趣向で始まった。
一部は桂あやめさんの創作落語。彼女の名前は良く聞くし、新聞のコラムも同感しながら拝見していましたが、落語を聞くには初めて。
たくさんの持ちネタから演じられたのは「嫁、姑」。参加者一同嫁のせりふや姑の一言にふんふん頷く場面ありで、大爆笑あり大変楽しい一時でした。
次はニューヨークから来られたベアテ・シロタ・ゴードンさん。
日本国憲法草案を作成するとき若干22歳。そのベアテさんがいてくださったお陰で「男女平等、夫婦同等の権利条約」の必要性を強く主張されました。
リストの再来と言われた父親が山田耕作氏の招きで来日された折はベアテさん5歳。15歳まで過ごされた日本では女性が家庭内では力を発揮するのに、社会的権利を全く持っていなかった姿を目のあたりにされていました。
その後単身渡米され大学卒業後タイム誌や戦争情報局に勤務。1945年GHQ民生局のスタッフとして、憲法の人権条項の作成にかかわり「女性、学問の自由」を書きたいと各国の憲法を調べ、一週間で草稿を作られました。
お話しの中で56年間憲法改正がなかったのは世界初。それは良い憲法だったから。9条は世界平和の為に必要との発言がありました。
又「平和運動は女性の義務」とも言われたときには大きく深く頷きました。
良いお話しを聞いて良かっただけでなく、この出会いを半歩歩むための出会いとしたいものです。