小林昌子
和泉市緑ヶ丘2-13-10
Tel 0725-54-2626
Email Masako-kob@pop06.odn.ne.jp
  htttp://www.geocities.co.jp/NatureLand/7809/
 
 
 
 
 
 
 
 
年で5回目になる「女たちの憲法キャラバン」に参加しました。このキャラバンを始めたのは4年前。ちょうど日本国憲法が施行されて50周年でした。それから毎年一度、府内の無所属女性議員が声を掛け合って、憲法について市民に語り合おうと、駅前でのリレートークを続けてきました。私は昨年から参加し初めてマイクを握った事が思い出されます。昨年から北摂、北河内、南大阪の3つのコースに分けて回り、最後に梅田に集まります。「気負わず楽しく憲法を語る」をモットーに、今年も3コースに分けて回りました。
今憲法を取り巻く状況は大きく変わろうとしています。国会ではすでに国民の信頼を失ったかの様にあった自民党が小泉首相の登場で様変わりし、圧倒的な支持率を背景に憲法改正を口に出し始め、集団的自衛権の行使についてもその可能性を否定しないなど極めて危険な側面を覗かせています。
世の中が行き詰まった時に英雄の登場を国民は期待します。しかしその危険性の一面を持っている事も歴史は示しています。忘れてはなりません。(写真は朝日新聞5/4号より)
ここに改めて日本国憲法の前文(一部省略)を思い起こそうではありませんか。
 
日本国民は、正当に選挙された国会における代表者を通じて行動し、われらとわれらの子孫のために、諸国民との協和による成果と、わが国全土にわたつて自由のもたらす恵沢を確保し、政府の行為によつて再び戦争の惨禍が起ることのないやうにすることを決意し、ここに主権が国民に存することを宣言し、この憲法を確定する。  中略
日本国民は、恒久の平和を念願し、人問相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであつて、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。 中略
われらは、いづれの国家も、自国のことのみに専念して他国を無視してはならないのであつて、政治道徳の法則は、普遍的なものであり、この法則に従ふことは、自国の主権を維持し、他国と対等関係に立たうとする各国の責務であると信ずる。
日本国民は、国家の名誉にかけ、全力をあげてこの崇高な理想と目的を達成することを誓う。
            
 
 
 




5月15,16日の両日民生企業委員会視察として、東京都中野区(人口305,613人、面積15.59ku)の区立児童館、及び埼玉県蕨市(人口71,385人面積5,10ku) の在宅24時間センターを見学してきました。
 
<中野区役所児童館>
中野区役所は昭和43年頃に植えられたケヤキ並木の美しいところにありました。
地域センター部調査課の城後さん(女性)の概要説明によりますと、児童館は昭和41年以来基本的には一小学校一児童館を目標に設定され、現在は29小学校区の内28カ所、学童クラブは30カ所となっています。
児童館の役割としては
1)自動に直接働きかけ、遊びを通して健全育成を図る
2)児童に文化を提供し、児童自らが文化を創造する活動を援助する
3)家庭、地域の養育機能を援助しつつ、様々な環境にある児童の保護育成を図る
4)地域社会に積極的に働きかけ、地域と共に健全育成を進める
が考えられています。
「有名人がきた、有名人がきた」との元気な子供たちの声に迎えられ案内された施設には小学生が20〜30人位。ある子は図書館で本を。ある子は卓球を。ある子は取っ組み合いをしていて指導員から「首から上はだめよ」と声をかけられていました。
見せていただいた年間計画表で目に付いたのは将棋王将戦や竜王戦の文字。1.5ヶ月に1回の割合で開催され、集中力を増やす効果や、高齢者とのふれあいのきっかけづくりにも一役買っているそうです。
又児童館の運営には多くのボランティアがかかわっておられ「どいうボランティアが育っていたらいいのか」や「来年度やりたい事を探す」等で一般公募の30人が「子育て支援ボランティア講座」を受講されるそうです。
地域の人のボランティアが続く理由は、誰さんのお父さん、お母さんと認識されるのではなく、町で会う子供達から〜の先生だと声をかけられ、地域の中での存在感を大人自身が確認できる場になっている事が一因かもしれないとの事でした。
利用者は小学生だけでなく中学生もあり、テスト中や夏休み、クラブ活動がない日に5−6人で連れ立ってバスケットをするグループや職員さんに目当てに話しにくる2−3人の小グループもいるそうです。
和泉市には未だ本格的な児童館はありませんが、地域の子育ち、子育て機能の核となる児童館を多くの人と創っていけたらと思いました。
<蕨市の福祉センター>
16日は 蕨市の福祉センターを視察しました。当市は都心から30分の位置にあり、S30-40年代に人口が急増した日本で一番面積が小さい市で(関空とほぼ同じ大きさ)、人口密度が13951人と日本一密度の高い市と言う事でした。「まちそのものが生きた公園のような町」という理念で景観整備を進めているそうです。
総合社会福祉センター(敷地面積3600u、延床面積7000u、建設費33億円)は埼玉県初の総合的な福祉施設で平成7年6月にオープンしました。この施設は独立した生活に不安のある高齢者向けの軽費老人ホーム「ケアハウス松原」、入浴や機能訓練などのデイサービスをする身体障害者福祉センター、在宅福祉サービスの拠点としての事業を行う在宅ケアセンター、そして精神薄弱者授産施設「レインボー松原」の4つの機能を備えています。
 
平成1年にプロジェクトを発足させ、H5〜6年にプランを立てたこの施設は、人口40万人都市に該当する施設といわれるだけあって、広々とした明るい羨ましい施設でした。
隣接する市には川口市、戸田市等があり、各社の介護サービスが多様に提供される競争の厳しい中にあって、90%以上のサービスを提供している実績には日々の研鑽と 蕨市の福祉拠点を担っているプライドがあっての事だと感じました。
又24時間対応も地域が5.1ku と小さいため素早い移動が容易に行われるなど、地域の特性を生かした対応だと思います。
市域の広い和泉市に即導入できるか難しい点はありますが、24時間365日安心を与えられるシステムの存在は市民にとって非常に心強いと思いました
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


5月17日農業委員会視察として、愛知県安城市のデンパークへいきました。安城市は三河平野の中心に位置し海も山も無いところで、圃場整備は96%〜97%にものぼり市民がゆっくり憩える場作り、そして市外から多くのひとを呼び込める施設として平成9年4月に開園しました。デンパークのいわれは安城市が元々日本のデンマークと言われていたので、デンマークのデン、伝統のデン、田園のデンから命名されたそうです。
 事業主体は安城市、公園面積は131,000u、事業費は140億円(うち用地費
約65億円) 補助金は農林水産省;約10億円、愛知県;約2.7億円
公園の設置目的;1)農村と都市の共存      2)先駆的農業のモデル
        3)農業情報の受発信基地    4)農、工、商調和のとれた産業振興               5)新しい余暇活動の提案    6)新しい観光資源の開発
となっています。
 入場者数は55万人を目処に設計されましたが、平成9年度; 約122万人、平成10年度74万人、平成11年度61万人、平成12年度56万人と推移しています。
 私たちが訪れた時は平日、昼間でしたので入園者数はそれほど多く無くゆっくりと園内をみることができました。公園内には28万株、3250種類の花木が植えられ芝生の緑がとてもきれいで、手入れがゆきとどいていることをうかがわせていました。
 園内には映像で園内を紹介したり、花・暮らしに関する展示会をしたりするデンパーク館、体験教室や花講座をするクラブハウス、花苗、手作りソーセージ、パン、アイスクリームを売るマーケット、そしてつい最近金賞を受賞したという地ビール工房&レストランなど、花や食を楽しむ施設が11カ所あります。
 花好きな私は珍しい白のアジサイに目を奪われました。墨田の花火といわれる種類に似たものや、日本人が数年前グランプリを受賞した「くみこ」に似た大振りのものなど6500株の花が咲きそろう6月の素晴らしさは容易に想像できます。
 このようにデンパークでは四季折々の花が楽しめるよう常に人の手が加えられ、その労力が並大抵のものでないことは一目瞭然です。
 しかし、人工的に作られたテーマパークは各地で展開され、もう目新しいものではなくなりつつあります。お金をかけて大きなものを作るより、市民参加型の愛着のもてる「ビオトープ」づくりなどの方がよりよい選択といえる時代になってきているように思います。
 
 









最近の槇尾川ダムをめぐる動きをご紹介します。
大阪府建設事業再評価委員会にて条件付き事業継続が決定
再評価委員会は以下のの2点を条件として事業継続を答申
・治水対策上の本ダムの効果及び役割について機能と効率性を更に明確にする事
 ・自然環境について、専門家の意見を聞くなど、より詳細な調査を行ったうえ、評価及び対策を講じる事
 ☆和泉市長は大阪府からの大津川水系河川整備計画に関する意見照会に対し大阪府知事に回答
  『流域全体の治水安全度の向上を図るため、河川整備計画に基づく事業の促進はもとより、事業推進に当たっては環境に十分配慮するとともに、市民生活の向上に最善を尽くされたい』と回答。
 
大阪府の今年度予算に工事用進入道路の買収予算が計上される。
  平成13年度槇尾川ダム関連予算










 
  項目 金額(千円)
 支 出 



 
委託料   35,700
使用料    1,300
工事請負費   38,000
補償補填及び賠償金   20,000
事務費    5,000
         支出計  100,000
財  源 

 
国庫支出金   50,000
地方債   47,000
一般財源    3,000
         財源計  100,000
    その他土地開発公社関係予算92,000千円
    財源はすべて公社による銀行借り入れ
全体で約2億円殆どが借金に依存!
全体で2億円の予算は一般財源からの充当は3百万円しかなく、殆どが借金ないしは借り入れ及び国からの補助です。
ここにも公共事業の借金漬けが端的に現れています
 
一方小泉首相が主導する構造改革路線の一環としての公共事業の抜本的見直しがにわかにクローズアップされ、ダムの必要性、効果更には環境への配慮等の点で各地の計画の見直しが進んでいます。
最近では和歌山の紀伊丹生川の計画縮小が発表されるなど、水需要の大幅減少、環境への配慮から計画の見直しが避けられない状況となっています。(右上は朝日新聞6/2号より)
大阪府は財政再建団体転落の一歩手前の瀕死の状態にあり、職員のベースアップ凍結、高校総体の開催返上検討などそのしわ寄せが府民に確実に襲ってきています。このような時期に不要不急のダムの建設に何故固執するのでしょうか?
和泉市民はこれは国や大阪府のお金で作るのだからと他人事の様に思っている方も多いのではと危惧しますが、どこからでたお金でも結局は国民の税金が使われるのです。私達自身の問題なのです。
自然環境への影響も大変心配です。山を切り開き大きな構造物を作る事が果たしていいのでしょうか
一度壊せば戻ってこない自然をもっと大事にすべきではありませんか。壊す事は簡単でも、それを元に戻すのは数倍の費用と気の遠くなる様な時間が必要なのです。
米国でのダム見直し、更には撤去の実体が端的に私達に教えてくれています。
 

槇尾川ダム計画が何故問題なのか?(次号で詳しく紹介)



小林昌子の動き
 5/1 人権文化センターリニューアル式典参加
 5/3 女性たちの憲法キャラバン参加
 5/7 IT講習会参加
 5/8 IT講習会参加
 5/9 和泉中央駅駅頭挨拶、IT講習会参加
 5/10 光明池駅駅頭挨拶、自治会館建設委員会
 5/11 IT講習会参加
 5/12 まちづくり委員会、
 5/13 「しのだ妻考」観劇
 5/14 農業委員会
 5/15,16 民生企業委員会視察 
 5/17 農業委員会視察
 5/19 泉北生協「望月さんを偲ぶ会」
 5/20 和泉女性100人委員会 
 5/21 生協地域総会
 5/22 女性センター話し合い
 5/23 和泉中央駅頭挨拶、昌子の広場運営委員会、戦没者追悼式
 5/24 光明池駅頭挨拶、民生企業委員会
 5/26 槇尾川ダム定例会、万葉講座
 5/27 高校同窓会
 5/29 街かどデイハウス勉強会
 5/30 和泉中央駅頭挨拶、ため池点検同行
 5/31 和泉中央駅頭挨拶、小地域ネットワーク
     ため池点検同行
 6/2 まちづくり委員会、船橋邦子さん勝手連、
    自治会館建設委員会
 6/4 ハート会議、街角デイハウス「杉の子」見学
 6/5 街角デイハウス「つるの里」見学
 6/6 昌子の広場折り紙教室
 6/7 和泉中央駅頭挨拶、女性センター話し合い 
 6/9 大阪環境カウンセラー南部地域会合
 6/12 環境グループと行政の話し合い
 6/13 環境基本計画策定市民懇話会
 6/14 農業委員会
 6/16 "この町で老いる"in阪南 映画鑑賞、
    鷹の巣町視察打ち合わせ

小林昌子の事務所行事
皆さんお気軽に参加下さい
 ★折り紙講習会(無料)
かわりづるや箱など、幼児から大人まで楽しんで折っています。
毎週第一水曜1:30〜 次回7/4
★万葉の歌勉強会
 緑ヶ丘在住の大高さんの講師で万葉の歌の勉強会を行っています。
 各月1回 次回は6/23で3回目 14時〜
 参加費 3回1,000円(含む資料)
★パソコンで遊ぼう(無料)
 インターネット、ハガキ作成などみんなで楽しく勉強しています。暑中ハガキを作りませんか 。現在女性の方数名が楽しんでいます。毎週土曜日14〜
★ビーズで遊ぼう
ビーズ手芸がはやっています。あなただけのオリジナル作品を作ってみませんか。
今回はピアス、イアリング等に挑戦します
・日時 7/25(水)13−16時
・費用 実費(500〜800円)
・場所 小林昌子事務所
・募集人員15名(先着順)
・申込先 Tel(Fax)0725-54-2626
     夜7時以降にお願いします。
お持ちでしたら、木工用ボンド、ラジオペンチをご持参下さい。