テキスト ボックス: 別紙1 平成17年第1回定例会 小林昌子議員 一般質問(H17年3月24日)

◆22番(小林昌子君) 大阪府市町村職員互助会−−以下、互助会と言います−−についてお聞きします。
 1点目は、責任準備金についてです。一般に保険会社で使われる責任準備金とは、将来の保険金・年金・給付金の支払いに備え積み立てが義務づけられている準備金のことですが、互助会の決算書に出てくる責任準備金とは一体どういう性格のものでしょうか。
 ここ数年、急激に責任準備金が減少していますが、この準備金で将来の退会に備えた給付金、退会給付金プラス退会餞別金の支払いは可能でしょうか。

◎総務部理事(石川清君) 総務部の石川でございます。
 互助会の関係につきまして御答弁申し上げます。
 まずは、決算書にある責任準備金ということですが、互助会に確認しましたところ、繰越金のことであるということでございます。したがいまして、どの程度必要であるという枠はなく、また、推移としては、その年の状況により異なりますが、近年は退職者の増加により繰越金が減少傾向であるというふうに聞いております。

◆22番(小林昌子君) 互助会は、先ほどの答弁では、繰越金であるというふうに責任準備金を答弁されましたが、それではなぜ責任準備金と記載されているのかお伺いします。

◎総務部理事(石川清君) 総務部の石川でございます。
 まず、互助会関係につきましての中で、責任準備金につきまして御答弁させていただきます。
 この件につきましては、先ほども御答弁申し上げましたとおり、互助会に確認しましたが、繰越金ということでございます。
 なお、責任準備金という表現により誤解を受けているということであれば、今後別の名称を考えるということでございます。

◆22番(小林昌子君) 先ほどの御答弁で、責任準備金という表現により誤解を受けているのであれば、今後別の名称を考えるということをおっしゃったので、私は「へえー」というふうに耳を疑ったんですけれども、この繰越金と責任準備金とは全く性格が異なるものです。繰越金であれば、使途は制約されず、また、どれほど持っていないといけないというものでもありませんし、なくなったらなくなった時点で終わりです。ところが、責任準備金は、先ほども申し上げていますけれども、将来の給付に備えて積み立てておくべき性格のものであります。互助会の給付は8割方退会餞別金、退会給付金が占めるのでありますから、在会年数と月棒から決められた計算式で給付を約束している性格のものであります。準備金がないから給付しない、しなくていいというわけにはいかない性格のものであります。借金をしてでも責任準備金というのは給付しないといけないという性格のものだと私は思っております。
 したがって、互助会の決算書にある責任準備金はまさしく責任準備金でありまして、繰越金ではありません。責任準備金であれば、正当にそれが積み立てられているか、互助会の財政を評価するのに最も大事なものです。計算していないなどは想像できません。再度御答弁をお願いします。

◎総務部理事(石川清君) 総務部の石川でございます。
 まず、責任準備金でございますが、先ほども申し上げましたとおり、互助会に確認しましたところ繰越金ということでございます。