イラク問題の平和的解決を求める決議

イラクに対する大量破壌兵器査察は、湾岸戦争集結を定めた1991年の国連安全保障理事会決議に基づくもので、核、生物・科学兵器'、弾道ミサイノレ等の大量破壊兵器を国際監視下で無害化するものである。イラクは、この暫定査察の日々を「最後の機会」と捉えて全面的な協力に転じるべきであり、国際査察の速やかな無条件受け入れと、大量破壌兵器の全面破棄を国際杜会に明確に示すべきである。
現在、アメリカによるイラク攻撃を招こうとしているが、空爆等により実際に被害をうけるのは無辜の市民であり、武力攻撃は極限まで回避の努力がなされるべきである。
そのために、国連監視検証査察委員会の人事面や技術面を大幅に強化するなど、あくなき戦争を回避する道を探り続けるべきである。
よって本市議会は、イラクに対して、国連の査察への無条件の協カを義務づけた国連安全保障理事会決議1441の厳格な遵守を強く求めるとともに、わが国政府が、イラク間題の解決のための真撃な外交努力を続け、さらに、平和的な解決のために、国連を中心として国際杜会が一致協力することを強く訴えるものである。
以上、決議する。

平成15年2月27目
大阪府和泉市議会
内閣総理大臣、外務大臣、内閣官房長官、衆・参両院議長宛