「アフガニスタン国際戦犯民衆法廷」に参加して
耳慣れない集会でしたがイラクのこともあり、それにもましてアフガニスタンのその後が気になっていたので参加しました。
10:30分から16:30分の長時間にもかかわらず500人の市民が参加されました。
会は昨年10月に発足し、呼びかけ人は学識経験者、市民ら300人を超える勢いで、東京造形大学教授の前田朗さんが共同代表をされています。
前田教授のアフガニスタン現地調査の様子がスライドで次々に映し出され、空爆被害の大きさとともに苦しむ民衆の姿、特にベッドに横たわる子供や母親の腕の中で今にも息絶えんとする赤ちゃんに救いの手が差しのべられない現況など正視できない場面がいくつもありました。
9月11日の同時多発テロを受けて10月7日に始められたアフガン空爆は多くの民間人に犠牲を出し、又多くの難民も作りました。前田教授は「9.11の悲劇で10.7を正当化することはできない」と話されていました。
私たち日本人は一昨年の暮れから春にかけて「ペシャワールの会」の中村哲医師の話を聞いたり、寄付をしたりしましたがあまりにも早くアフガンの人たちのことを忘れてしまったように思います。
戦争で傷ついた人や家族にとって戦争の傷跡は一生向き合わねばならない現実です。
自戒をこめて平和な世界になるよう努力しなければと強く思った集会でした。