学童保育の時間延長を求める請願否決される
請願権は憲法に保障された権利ですが、今議会には「学童保育の時間延長を求める請願」と「子どもたちが健やかな成長を保証するための保育・学童保育の拡充を求める請願」が提出されました。
私はただ一人で前者の請願の紹介議員になりました。
この請願はこの4月からお子さまが小学校に入学される保護者の思いのいっぱい詰まった請願でした。
昨年6月の池田市の児童殺傷事件以来子どもたちが安全で安心して過ごせる空間の確保はとても大きな問題となっています。
特に保育園では6時半まで保育をお願いできたのに、小学校へ入学した途端学童保育は5時で終了します。保護者はそんな時間にはとても帰宅できません。家で留守番をしていても火の元やその他が気になります。
子どもたちは遊び友達や場所がほしくて結局通っていた保育園の前で遊ぶ状態です。つい先月まで通っていた保育園の庭には入れず門の外で遊ばざるを得ないこの子どもたちの状況をどう考えるのでしょうか。
今まで払っていた保育料の一部を学童保育の時間延長分として応分の負担はするつもりです。
何しろ子どもたちが安心して過ごせる居場所を確保したい。
こんな想いで慣れない署名活動が次々に広がり500名近くの署名が集まりました。
私は委員会でも、本会議でも賛成討論として
・まず子どもが安全で安心できる場の確保が必要。
・今の学童保育の形態だけでなく、柔軟な発想で取り組んでほしい。たとえば幼稚園や保育園の利用も検討すべき。財政負担が大変と最初からNoの結論を出すのでなく、保護者の要求をかなえるためにはどんな方策があり、どれぐらいの財政負担が生じるのか検討すべきと発言しました。
又会派の西口議員も公立という枠を取り払い、民間でした場合はどうなのか実際に見聞した大阪市の例なども挙げられながら賛成討論を委員会でしていただきました。
しかしながら採決の結果共産党と市民ネット連合の計10名賛成にとどまり否決されました。誠に残念で仕方がありません。再度機会があればこれに懲りず請願を続けたいと考えています。